京進では、日常学習から受験対策まで役立つイベントを随時開催しています。
開催されたイベントの様子をご紹介いたします。
【2012.03.20】 中学入試報告会(東海)を開催!
2012年3月20日に愛知県にて、中学入試報告会を開催しました。 当日は、昨年度の中学受験の結果より東海地域の中学受験を取り巻く環境の変化や、各学校の傾向、科目別の対策についてお話し、多くの父兄の皆さまにご参加いただきました。
当日お話した内容の抜粋をご紹介させていただきます。
1.東海地域の中学受験を取り巻く環境について
今年度の受験者数は不況や震災、少子化の影響か、名古屋市で1000名の減少、全体的に倍率は低くなりましたが、 東海、南山、滝といった人気校の競争率は相変わらず高いままでした。 ただ、これからの中学受験については、「入り口」ではなく「出口」を考えて受験校を選ぶことが何より大切となります。 私立中学校の教育の特徴や、各学校の教育方針などをよく知り、考慮し、本当に行きたい学校を第一志望校として選んでいただきたいと思います。
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2.科目別の対策について
算数の傾向としては、問題数は多いが内容は典型的であり、「いかに早く解けるか」が勝負の鍵となります。
対策としては①計算力をつける、②土台となる知識をしっかりと入れる、③筋道を立てて考える習慣をつける といった点があげられます。
通常授業で身につけた知識を、『日曜特訓』『算数合宿』といった特別講座でさらに引き出す練習を行い、志望校の入試問題の他に類似した他校の問題で、実践力を高めていくことが大切です。
本年度の入試では読解問題の文章文字数が増加傾向にありました。文字数の多い文章に慣れておくことをはじめ、①語彙力、②読解力、③表現力の3点をしっかり練習し、マスターしておくことが大切です。
ご家庭では、「大人の言葉で話しかける」「週1回テーマを決めて家族で話し合う」「リビングに国語辞書を置く」「習慣がつくまで問題をとく際に時間を計る」などの協力をしてあげてください。
本年度の入試では、新学習指導要領が入試に反映されており、「知識問題」「計算問題」「思考力を問う問題」「時事問題」のように、知識だけではなく思考力を問う問題も出題されました。
思考力を問う問題の今後の対策としては、自分で仮説を立てる癖をつけることが大切です。すぐに答えを見るのではなく、「なぜ?」の疑問を持ち、自分で考え、答えを出す習慣が必要となります。
本年度の入試の難易度は例年通りで、時事や話題になっていることが出題され、短文記述の問題が多い傾向にありました。今後の対策としては、①用語を興味・関心を持って覚えること、②各用語を整理し、ひとつのキーワードから知識をつなげること、③たくさんの入試問題を解いて、経験を積むこと が大切になります。
時事ネタに対し興味を持つことが非常に大事です。お子様だけでなく、ぜひ家族ぐるみで興味の連鎖をつくってください。
3.2013年の入試に向けて
- ・合否者の得点差の大きい算数が合格の決め手になる
- 今年の入試では、合否者の算数の得点差は東海中で25.5点、南山中女子部で15点の差、滝中で20点の差となりました。算数は、問題数が少ない場合ひとつのミスの失点が大きく、傾斜配点の傾向にあります。
算数の得点を上げるには、①解法の理解→②解法を使えるようになる→③自分で解けるようになるのステップを踏んでいく必要があります。京進では、今年から算数の授業時間数を増加し、講義と演習時間を分けて『わかる』から『できる』になるまで高める授業をおこなっております。 - ・はやく志望校を決める
- 早い段階で第一志望校を決め、目標を明確にすることは、何より大切です。
合格しそうな学校ではなく、将来の夢、大学進学実績、指導方針など、自分に合った学校を選び、合格へ向けて邁進していただきたいと思います。
京進では、各学校情報を提供するイベントも定期的に開催しております。学校情報を入手する絶好の機会となっておりますので、志望校選びの際にはぜひご活用いただきたいと思います。 - ・入試傾向の把握と対策
- 合格するための点数を取るには、なにより作戦=計画を立てて勉強することが大切です。 まずは志望校の出題傾向をしっかりと知り、傾向と自分の強み部分、弱み部分との関係を把握しましょう。 苦手の克服と得意単元のさらなる向上を課題に、入試傾向に沿った学習計画で対策を進めていくことが合格への近道となります。
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